キャラを作ろう。(社会人編)

社会人が出会いを探すとき、学生時代と同じ感覚ではうまくいかないことがある。

仕事があり、休みも限られている。会いたいと思っても、予定を合わせるのは簡単ではない。だからこそ、社会人編では「お金がない」と強調するより、自分の時間の使い方や、どんな生活をしている人なのかを伝えることが大切だと思う。

ここでは、社会人の出会い方をAパターンとBパターンに分けて考えてみる。

Aパターン:趣味や目標に打ち込んでいる人

土日休みの会社員は、平日が忙しくても「土日は会えるのでは?」と思われることがある。だから、休日に何をしているのかを普段から伝えておくと、生活のイメージを持ってもらいやすい。

たとえば、時間をかけて続けている趣味があるなら、その趣味について話してみる。インドアでもアウトドアでも構わない。大事なのは、相手の気を引くために趣味を作ることではなく、自分が本当に楽しんでいることを伝えることだ。

一人で楽しむ趣味なら、相手が興味を持ったときに一緒に体験できる形を考えてもいい。誘うときは、相手が断りやすい言い方にする。費用がかかる場合は、事前に金額や負担方法を伝えて、どちらが払うかを二人で決める。趣味に付き合わせるのだから相手が払うべき、あるいは自分が必ず払うべき、と決めつける必要はない。

仕事以外に目標がある人は、それについても話せる。資格の勉強や将来やりたい仕事など、実際に取り組んでいることがあるなら、忙しい理由やお金の使い道をそのまま伝えればいい。まだ計画段階なら「これから挑戦したい」と話す。予定や支出を実際以上に見せて、相手に支援を期待させるのは避けたい。

趣味や目標は、相手を遠ざけるための口実ではない。自分の生活を知ってもらい、互いに無理のない会い方を探すための話題だ。

Bパターン:落ち着いた生活をしている人

Bパターンは、派手さよりも、落ち着いた生活や誠実な対応を大切にする人だ。

約束した時間を守る。仕事や休日の予定をきちんと伝える。できないことは、曖昧に期待させずに断る。こうした行動を続けると、相手も安心して関係を考えやすくなる。

ただし、誠実そうに見えることを利用して「この人なら裏切らない」と思わせるのが目的なら、それは信頼関係とは言えない。相手がどんな関係を望んでいるのかを確認し、自分が求めている関係も伝える必要がある。恋人関係を望んでいないなら、その点を隠さず話す。相手の返事が自分の希望と違っても、判断を尊重する。

連絡の頻度や会うペースも、駆け引きとして相手を不安にさせるのではなく、二人で相談して決めたい。「毎日連絡するのは難しい」「月に何度くらい会いたい」など、自分の希望を具体的に伝える。相手の希望と合わなければ、無理に合わせるのではなく、関係を続けられるかを考える。

AにもBにも共通すること

AパターンでもBパターンでも、社会人同士の関係では、時間やお金の使い方を正直に話すことが欠かせない。

忙しいなら、何が忙しいのかを伝える。会いたい気持ちがあるなら、会える候補日を出す。費用の負担で迷うなら、事前に話し合う。相手の好意を確かめるために連絡を断ったり、金銭的な支援を期待して困窮を強調したりする必要はない。

セフレという関係を望むなら、相手も同じ関係を望んでいるかを確かめることが出発点になる。相手が恋人関係を求めている場合や、関係を続けたくないと言った場合は、その意思を尊重する。

趣味や目標、落ち着いた生活は、自分をよく見せるための設定ではない。実際の自分を知ってもらい、互いに納得できる関係を作るための材料だ。社会人編では、会う回数を増やすことよりも、限られた時間をどう使うかを二人で決められることが大切だと思う。